[雑談] system : [ ロック ] MP : 0 → 10

[メイン] ロック : 「えーと、櫻子さん、デンジ君……これどこにおけばいいんだっけ?」
ダンボール片手に右往左往している。

[メイン] 九条 櫻子 : 「ああ、そこに置いておきたまえ」

[メイン] 九条 櫻子 : 紅茶を飲みながら、"白骨死体"の検体書類を、茶色の瞳で見つめる
黒髪の女性。

[メイン] デンジ : 「俺に聞いてもわかんねえって前から言ってんだろ〜」

[メイン] 九条 櫻子 : 汗くさと働くロックとは対照的に、櫻子はというと
デスクに座り、"静"といった雰囲気で、持ち受けた依頼の書類を確認し続けている。

[メイン] ロック : 「で、でも、ここ一応デンジ君も所属の事務所じゃないっけ……?」
色々な知り合いの伝手でここにいるだけのロックはそう苦笑いをしながら、「櫻子さん、ありがとう」とかいいながら、一生ダンボールを運んでいた。

[メイン] 九条 櫻子 : ちらりと、段ボールを運ぶロックを一瞥し。

[メイン] 九条 櫻子 : そう、ここは九条探偵事務所。
3人はワケ合って、探偵としての仕事をこなしている最中だ。

[メイン] 九条 櫻子 : 「少し休憩にしよう、デンジくんも疲れてはいないかい?」

[メイン] 九条 櫻子 : そうして棚の方を指差し
あそこに菓子が置いてある、好きに並べて食べるといい、と告げる。

[メイン] デンジ : 「小難しい書類とか本とか見てて脳みそ疲れちまったぜ」

[メイン] 九条 櫻子 : その言葉に、フッ……と笑う。

[メイン] ロック : 「まぁ、櫻子さんが読んでる本は俺も難しいから、わかるよ……ははは」

[メイン] ロック : ハンカチで額の汗を拭いながら、ソファに腰掛ける。

[メイン] 九条 櫻子 : ……全く、私という者が、こうして気兼ねなく誰かと話をする日が来るとはな。
人生とは予測不可能なことの連続だ。

[メイン] 九条 櫻子 : 「ほう……?しかし、分かればとても興味深いものだぞ?」

[メイン] 九条 櫻子 : ニヤりと笑い、本棚から医学の本を一つ取り出し
ロック、そしてデンジへそれを見せる。

[メイン] 九条 櫻子 : 人骨に関する書物だ。
長年使ってきているためか、本の端がボロボロになっているのが見える。

[メイン] デンジ : 「それ長くなるやつじゃ〜ん」
椅子を軽く軋ませ、跳ねるように立ち上がる。

[メイン] 九条 櫻子 : むぅ、面白いものなのに……。と、少し残念そうな顔と共に
紅茶の入ったマグカップを片手に、また一口飲む。

[メイン] ロック : 「う、うわぁ……」
素人のロックからすると医学の本はグロテスクでもある、思わず苦笑いを浮かべる。

[メイン]   : すると─────。

[メイン]   : ジリジリジリジリ!!と、激しく電話の鳴る音が。

[メイン] 九条 櫻子 : ちらりとロックの方を見て。

[メイン] 九条 櫻子 : 出たまえ、と言わんばかりの顔。

[メイン] ロック : 「え? 俺が出るの……?」
まぁデンジ君にやらせるわけにもいかないので、櫻子に振られた以上は消去法で自分が出るしかない。

[メイン] ロック : 「は、はい、九条探偵事務所です」
なので出る。

[メイン] 少女の声 : 「もしもし。すみません…あの、探偵さんですか」

[メイン] デンジ : がさがさと棚の菓子を物色する。

[メイン] ロック : 「自分は見習いです……えと、今取り次ぎますね」

[メイン] ロック : そういって、櫻子に

[メイン] ロック : 「依頼みたいです」
受話器を渡す。

[メイン] 九条 櫻子 : む……。と声と共に、受話器を受け取り。

[メイン] 九条 櫻子 : 少し眉を顰めながら、対応する。
……本当は、人嫌いな性格もあって、こういった対応に明るそうなロックにやってほしかったという本音がありつつ。

[メイン] 九条 櫻子 : 「こちら九条探偵事務所の事務長、九条櫻子だ
 どういった依頼であろうか?」

[メイン] 少女の声 : 「は、はい。えっとですね…」
すーっと大きく息を吸い込む音

[メイン] 少女の声 : 「実は、最近母が変なんです…」

[メイン] 九条 櫻子 : ふむ、とメモを取り始める。
少女の言葉一つ一つを正確に。

[メイン] 九条 櫻子 : 後でロック、そしてデンジが把握できるように。

[メイン] 九条 櫻子 : 「医者に行くといい、と言いたいところだが
 話の続きがあるのだろう?」

[メイン] 少女の声 : 「医者だと…こんなことを話しても取り合ってもらえそうになくて」

[メイン] 九条 櫻子 : 依頼人となるかもしれない客に対して、尊大な態度を取る女、九条櫻子。
コミュ力に難アリ、といったことが誰が見ても分かる場面。

[メイン] 九条 櫻子 : 「……ほう……?続けたまえ」

[メイン] 少女の声 : 「とにかく母の様子がおかしくて、お願いです、今すぐうちにきてほしいんです」

[メイン] 少女の声 : 「お願い探偵さん、どうか"わたしたち"を助けて」

[メイン] 九条 櫻子 : 「………なるほど、わかった
 依頼を受けるかどうかを確かめるためにも……まずは実際に目で
 見た方が早いだろうからな、住所もメールで伝えておいてくれ」

[メイン] ロック : 「……」
櫻子の応答から、だいたいどんな会話内容なのか推察して、眉をしかめる。

[メイン] デンジ : バームクーヘンの包装紙をバリバリと破りながら冷蔵庫を物色し始める。

[メイン] 九条 櫻子 : ……生きた人間に関する依頼か。
私は、白骨死体を専門とする探偵だと告知しているのだがな。
……まぁ、これも、ロックやデンジくんの活躍もあり、こうして多様な依頼が来ているということもあるのだろう。

[メイン] 九条 櫻子 : 「……善処はしよう」

[メイン] 少女の声 : 「わかりました。よろしくお願いします」

[メイン] GM : しばらくすると、ある住所を記したメールが事務所のHP宛に届きます

[メイン] 九条 櫻子 : 私も、人が死に行く姿を放っておくのは、気持ち悪いといった部分はある。
……依頼人の母親が実際にどうなのかは、まだ知らないが。

[メイン] 九条 櫻子 : 「さて、ロック、デンジくん、仕事だ」

[メイン] 九条 櫻子 : メモを見せ、櫻子はそのまま外出準備を整え始める。

[メイン] ロック : 「内容は……お、さすが櫻子さん」
メモを見て、だいたい推察する。

[メイン] ロック : 「……ってことだってさ、デンジ君。いこう」
そして、デンジにもざっくりとデンジに分かるように説明しておく。まぁ、付き合いは短いが、どんな人となりかはもうわかっている。

[メイン] デンジ : コーラの缶を片手に、スマホと財布をポケットへねじ込む。

[メイン] デンジ : 「あ〜……なんかま〜た面倒な依頼受けたんだなぁ……」

[メイン] 九条 櫻子 : 「……」

[メイン] ロック : 「仕方ないさ。面倒じゃなかったら依頼人だって公共機関に頼んでるはずだ」

[メイン] 九条 櫻子 : ああ……。とロックに頷き。

[メイン] ロック : 「俺達に仕事をまわしてきたってことは、厄介な仕事確定だけど……だからこそ、仕事になるんだよね」

[メイン] 九条 櫻子 : 「フフ……さすが、よく分かっているじゃないか
 ロックは、このまま探偵を目指してもいいかもしれないな?」

[メイン] 九条 櫻子 : 冗談めいたように、微笑を浮かべつつ。

[メイン] デンジ : 「俺としちゃあ痛くなきゃなんでも良いんだけどよぉ」
飲み干したコーラの缶を握り潰し、小さくげっぷをひとつ

[メイン] ロック : 「い、いや、櫻子さんの頭脳や、デンジ君の行動力と比べたら……ちょっとね、はははは」

[メイン] 九条 櫻子 : それにフッ、と笑い。

[メイン] 九条 櫻子 : 「今回も期待しているよ、ロック、デンジくん」

[メイン] ロック : 「う、うん……微力は尽くすよ」

[メイン] 九条 櫻子 : 微笑を浮かべ、黒い長髪を揺らめかせながら、事務所を後にするのであった。

[メイン] ロック : 「俺達も行こうか、デンジ君」

[メイン] ロック : 「櫻子さんに任せきりじゃ……給料泥棒になっちゃうしね、ははは」

[メイン] デンジ : 「あいあい」
のそのそとやる気なさげについていく。

[メイン] ロック : その様子をみて、やれやれと思いながら、ネクタイを軽く締め直す。梅雨時も過ぎた初夏。
怪談話にはちょうどいい季節だな、と思うが。

[メイン] ロック : 「……被害者になるのはごめんだけどね」

[メイン] ロック : どこか、嫌な予感が、背筋の冷や汗となって流れていった。

[メイン] ロック :  

[メイン] ロック :  

[メイン] ロック :  

[メイン] 九条 櫻子 : そうして我々は─────依頼主の家まで向かった。

[メイン] GM : 住所の場所にたどり着くと、そこは閑静な住宅街にある一軒家だった。
暗くてあまり見えないが、おしゃれなデザインの家で、建ててから数年程度しか建っていないように感じる。

[メイン] GM : よく見るタイプのコンクリート塀に囲まれており、小さいが左側に庭が見える。暗いのでよくわからない。

[メイン] 九条 櫻子 : 蒸し蒸しとした季節の中でも、涼しげな顔で一軒家を見上げ。

[メイン] ロック : 「おお……立派なモダン建築だね」
死語を使いながら、櫻子とデンジの後ろから続いていく。

[メイン] 九条 櫻子 : 「フフ、そのようだ
 依頼の報酬はたんまり貰えそう、といったところか?」

[メイン] 九条 櫻子 : 一つ小さな冗談を挟みつつ。

[メイン] デンジ : 「んならこれ終わったら飯奢ってくれよ」

[メイン] 九条 櫻子 : 「ハハ、なら依頼主にそう頼んでみるといい」

[メイン] 九条 櫻子 : そうしてインターホンを押す。

[メイン] ロック : 「いいね、こういう日は俺もビールで一杯やりたい。仕事が終わったら、駅前で適当に店を探そうか」

[メイン] 景室むぎ : インターホンをならすと電話をかけてきたらしき少女が出迎えてくれる。

[メイン] 景室むぎ : 「こんばんは。探偵さんきてくれたんですね、私が電話をした景室むぎです…どうぞあがってください」

[メイン] 九条 櫻子 : 目を閉じ、ゆっくりとお辞儀をし、少女を見つめる。

[メイン] 九条 櫻子 : 「丁寧な出迎え感謝しよう
 さ、ビールの話はまた後でだ」

[メイン] ロック : 「は、はい、えーと、むぎちゃん……でいいのかな? よろしくね、俺はロック。こっちはデンジ君だ」

[メイン] デンジ : 「へ〜……いい家住んでんなぁ……」

[メイン] 景室むぎ : 「はい。お二人もよろしくお願いします」
ぺこりと頭を下げる

[メイン] ロック : 「うん、よろしくね。デンジ君も見た目はちょっと怖いかもだけど……いい人だから、安心してね」

[メイン] 九条 櫻子 : ……不安げな表情だな。
血の巡りが悪い、ストレスを大きく感じているようだ。

[メイン] 九条 櫻子 : 「フッ……」
……やはり、こういったことは、ロックに任せるとスムーズに事が運ぶ。
実にありがたい話だ。

[メイン] 九条 櫻子 : そのまま、クソコミュ障な櫻子は、お邪魔しよう、と言い景室家へと上がっていく。

[メイン] ロック : 櫻子さんは相変わらず泰然としててカッコいいなぁ、とか思いつつ、頼りにされている自覚はゼロでついていく。

[メイン] デンジ : 「なあなあ、うちの事務所もこんくらいデカくしようぜ」

[メイン] 九条 櫻子 : さて……依頼は、むぎの母親の容態ということだが
……医者に頼るのではなく、探偵に頼む。
ロックやデンジくんが感じ取っていたように、やはりきな臭い何かを感じざるを得ない。

[メイン] 九条 櫻子 : もっとデンジくんがよく働き、よく稼いだら考えよう。と微笑を向けつつ。

[メイン] ロック : 「まぁ、住環境や仕事環境に関しては余裕があったらだね……」
いいながら、家の中に入っていく。

[メイン] 景室むぎ : 彼女はあなたたちを家に招き入れ、自室へと探索者を案内し、話し始める。

[メイン] 景室むぎ : ・二週間くらい前から母の様子がおかしくなった。
・ずっと寝ないでリビングに居て、私が話しかけてもにこにこ笑って会話がかみ合わない。
・お父さんは長い間出張で留守で、忙しい人なので連絡もあまり帰ってこない。
・母がどうしてこうなったかを調べてほしい。家の中は自由に見てください。

[メイン] 九条 櫻子 : 「………ふむ」
むぎの話を聞き終え、顎に手をやり、眉を顰める。

[メイン] 九条 櫻子 : 「わかった、では君の母親と会わせてもらおう」

[メイン] ロック : 「……そうだね、まずはそこからだ」

[メイン] 九条 櫻子 : 話を聞く限り、不眠症……にしては、症状がおかしいな。

[メイン] 九条 櫻子 : 「デンジくん、自由に家の中を回っていいからと言って
 暴れ回ってはいけないよ、いいね?」
冗談なのか本気なのか、分からない口調で笑みを浮かべつつ。
むぎの母親がいるリビングへと足を運ぶ。

[メイン] デンジ : 「ん?ああ……そんぐらいわかってんぜ〜?」

[メイン] 九条 櫻子 : フフ、ならお利口だ。と口にし。

[メイン] ロック : 「だ、だよね、ははは」

[メイン] 九条 櫻子 : 「……さてロック、聞き込み調査は君の出番だ」
ちらりと、隣に立つ男─────ロックへ視線を向け。

[メイン] ロック : 「……まぁ、一種のネゴシエートっていうならね」

[メイン] 九条 櫻子 : こくりと頷く。

[メイン] ロック : それのために雇われている自覚はある、前に出て、まずは挨拶をする。

[メイン] 九条 櫻子 : 私は、二人の会話内容を聞き、わずかな仕草から症状を推定することにしよう。

[メイン] デンジ : 物珍しそうに辺りを見回す。

[メイン] 九条 櫻子 : 顎に手をやり、真剣な表情で、ロックとむぎの母親の二人を見つめる。

[メイン] ロック : 「こんにちは、むぎさんと懇意にさせていただいている……岡島です」
あまり名乗りたくない名前なので、少し苦笑いをしながら。もう捨てた名だ。しかし、日本では必要でもある。

[メイン] 景室保奈美 : リビングに向かうと、むぎの母親がたたずんでいる

[メイン] 景室保奈美 : あなた達の姿を確認すると、「こんにちは」と声をかけてきます

[メイン] ロック : 「どうも、最近、あまり良く眠れていないと聞いていますが……何か体の不調でも?」

[メイン] 九条 櫻子 : ふむ、認識能力は健在のように見えるが、果たして……?

[メイン] ロック : 敢えて、突っ込んだ質問をしてみる。普通なら、見ず知らずの人間にこんなこと言われたら不信感丸出しになりそうなもんだ。しかも、自分はいい年齢なのに、娘との関係まで示唆している。

[メイン] 景室保奈美 : 「そうですか」
「ゆっくりしていってくださいね」と抑揚のない口調でロックに答える。

[メイン] ロック : 「……」
やっぱりか、という顔をする。

[メイン] 九条 櫻子 : フフ、良い切り込みだ。やはりは、さすがはロックといったところだ。

[メイン] 九条 櫻子 : こうして─────私の知りたい情報を引き出してくれた。

[メイン] ロック : まともとはいえない。普通の親なら、娘がいい年齢の男をつれてきて、こんなことをいえば……忌避感の一つでも示しそうなもんだ。

[メイン] ロック : なのにほとんど無反応。確かに、医者に見せてもそのままサナトリウム送りが関の山だろう。

[メイン] ロック : それを避けるために心霊絡みも断らない俺達に頼ったか……頭の良い娘さんだ。

[メイン] 九条 櫻子 : さて、ロックも今頃推定していると思うが
これはそうだ、精神異常を来たしている。

[メイン] 九条 櫻子 : 腕を組み、鋭い目を細め、むぎの母親をじーっと見つめ。

[メイン] ロック : 「スカボロー市場にはもう行きましたか?」
わざと支離滅裂な質問をしてみる。

[メイン] 九条 櫻子 : ……ほう、面白い問いだ。
さぁ、どう来る?

[メイン] 景室保奈美 : 「そうですか」

[メイン] 九条 櫻子 : 「─────なるほどな、これはほとんど人格が失われている」

[メイン] ロック : 「……デンジ君、少し調べてもらっていいかい? デビルハンターの君の仕事だ」
彼がメンバーに居る最大の理由。彼は悪魔憑きを専門に仕事をするデビルハンター……つまりは心霊解決の専門家だ。

[メイン] ロック : この面子にはちゃんと役割分担がある。こういう仕事なら、彼の領分だ。

[メイン] デンジ : 「ようやくデンジくんの出番ってわけだ」

[メイン] 九条 櫻子 : 若いながらも、修羅を潜り抜けてきた少年─────デンジの方をちらりと。

[メイン] ロック : 「ああ、『その手』の仕事かもしれないからね」

[メイン] 九条 櫻子 : 「フフ、そうだな、こういった人物の"精神"を"分析"することに関しては
 ─────君の方が、適切と言えるだろう」

[メイン] デンジ : 「んじゃまあ、いっちょやってみっか」

[メイン] デンジ : 技能:デビルハンターで景室保奈美の精神を分析するぜ

[メイン] デンジ : ccb<=90 (1D100<=90) > 36 > 成功

[メイン] 景室保奈美 : 「ゆっくりしていってくださいね」

[メイン] GM : 効果がないようようですね

[メイン] デンジ : 「ん〜……」
目の前で手を振ってみる。

[メイン] ロック : 「何かわかりそうかい?」

[メイン] デンジ : まばたきとかしてる?

[メイン] 九条 櫻子 : ─────ほう、"反射"を見るか。
彼は、うむ、頭が良い方ではない、というと失礼ではあるが
それでもやはり……"本能的"に、何をすれば事態が判明するかを分かっているようだ。

[メイン] GM : してませんね

[メイン] デンジ : 呼吸は?

[メイン] GM : していませんね

[メイン] デンジ : 「…………」
何度か目の前で手を振った後、徐に拳を目の前に突き出し、顔の直前で寸止め。

[メイン] 九条 櫻子 : 思わず、おぉっと。と声が出るも。

[メイン] ロック : 「!?」
流石に、その行いに驚くが。

[メイン] 九条 櫻子 : 母親の様子を見て、ふむ、と。

[メイン] デンジ : 「…………んんん?」

[メイン] 九条 櫻子 : 「……まるで、"生きていない"ようだな?」

[メイン] 景室保奈美 : 「そうですか」

[メイン] デンジ : 違和感を感じ、肩をがっしと掴み、景室保奈美の口元へ耳を近づける。

[メイン] ロック : 「な、なるほど、条件反射すらしないってことか……!」

[メイン] 九条 櫻子 : こくりと頷く。

[メイン] 景室むぎ : 不安そうな表情で見つめている

[メイン] 九条 櫻子 : 「……」
そのむぎの顔を見て、少し眉を顰め。
ロックの方へ視線を。

[メイン] デンジ : 「…………んん〜〜?」

[メイン] デンジ : 「……タイム!」
腕でTの字を作る。

[メイン] ロック : 「お、おう」

[メイン] ロック : 「み、認めるよ」

[メイン] ロック : 同じくTの字を手で作って待つ。

[メイン] 九条 櫻子 : 手をひらりとさせ、どうぞ、と。

[メイン] デンジ : ハッとし、景室保奈美の腕を取り、脈を測る。

[メイン] GM : 脈もありませんね

[メイン] デンジ : 「ん〜……普通に正常だなぁ!?」
はっきりと、断言するように、全員に聞こえるように宣言した。

[メイン] 九条 櫻子 : ……そうか、そうだな、良い配慮だ。

[メイン] 九条 櫻子 : ちらりとむぎの方を見て。
また視線を母親の方へ戻す。

[メイン] デンジ : 「依頼人ちゃんさぁ、こんくらいだったら俺らがサクッと解決しちゃうからよぉ〜」

[メイン] 景室むぎ : 「ほ、本当ですか?」

[メイン] デンジ : 「おう!なんてったってデンジくんだぜ?」
胸をどんと叩いて笑顔を見せる。

[メイン] 景室むぎ : デンジの笑顔を見て安心した表情を見せる

[メイン] 景室むぎ : 「どうかよろしくお願いします」

[メイン] デンジ : 「だから、ちょっとお母さんの様子見ててくれるか?俺ら作戦会議すっからさ」

[メイン] 景室むぎ : 「わ、わかりました!」

[メイン] デンジ : 「つーわけで作戦会議すんぞお前ら〜!」

[メイン] 景室むぎ : 「お母さん!」
と母親に呼びかけてキッチンの方へ向かう

[メイン] 九条 櫻子 : デンジの言葉に、うむ、と返事をする。
─────深刻そうな表情で。

[メイン] デンジ : がっしと櫻子とロックの肩を掴んで廊下へ引きずっていく。

[メイン] ロック : その様子をみて、笑顔を浮かべて、「任せてね」といったが。

[メイン] 九条 櫻子 : 「ぬぉっ……!?」

[メイン] ロック : 「え!? な、なに!?」
びっくりした顔で、デンジに連れられていく。

[メイン] デンジ : 「聞かれたくねえ話だ、表情崩すな」

[メイン] ロック : 「……わかった」
やはり、彼は頭がいい。感性が鋭い。

[メイン] ロック : 笑顔のまま、話を聞く。

[メイン] 九条 櫻子 : 「……詳しく聞かせてもらおう」

[メイン] 九条 櫻子 : 冷たい、無表情の顔で、デンジをじっと見る。

[メイン] デンジ : 「いいか、少なくともあのお母さんは生きてねえ。息もしてねえし脈もねえ」

[メイン] ロック : 「なっ……!?」
思わず、表情が崩れそうになるが、なんとか驚愕を飲み込む。

[メイン] 九条 櫻子 : 「……生体機能を失ってもなお、対話能力を駆動させる、か」
ぼそりと小さな声で呟き。

[メイン] 九条 櫻子 : 「……お手柄だ、よくそこまで分析できた」

[メイン] 九条 櫻子 : やはり、デンジくんを事務所に招き入れたのは正解であったな。

[メイン] デンジ : スリッパから伝わるフローリングの冷たさが、この家の異常さを物語っているかのようで、つま先でトントンと床を叩く。

[メイン] デンジ : 「俺がそれを依頼人ちゃんに伝えなかったのは安心させるためってのもあるけど、何より信頼できねえからだ」

[メイン] 九条 櫻子 : しかし、なるほど。
……死しても、"白骨死体"にならず、喋る人形と化した人間……か。
……興味が無い、と言えば、嘘があるな。
実に、妙な事件だ。

[メイン] ロック : 「……こ、子供だよ!?」
業界では『甘ちゃん』のロックの常識でいえば、子供を疑うというのは少しばかり抵抗がある。思わず口にしてしまう。母親がああなれば、それほど不自然な対応でもないはずだ。医者に喋れば、隔離される可能性も高い状態だ。

[メイン] 九条 櫻子 : 「……どちらにせよ、その判断は間違ってはいない」

[メイン] ロック : 「で、でも……」
自分でも合理的ではないことはわかる、状況からみれば……デンジと櫻子の言うことは正しい。

[メイン] 九条 櫻子 : 「ロック、ならば君は─────あの子を"信じる"といい」
ちらりと、ロックの方を見て。

[メイン] 九条 櫻子 : 「あの少女を疑う、もしくは信じる、そのどちらを選択したとしても
 対処することは一つでしかない
 ……この事件の、解決だ」

[メイン] ロック : 「それは……そうですけど……!」

[メイン] 九条 櫻子 : 「デンジくん、君には……そうだな、その疑いを検証してもらおう」

[メイン] 九条 櫻子 : デンジの方を一瞥し、そして親指を2階の方へ。

[メイン] デンジ : 「えぇ〜?もう帰ろうぜぇ〜?」

[メイン] 九条 櫻子 : その言葉に眉を顰め、ふぅ、と息を吐き。

[メイン] 九条 櫻子 : 「"仕事"だ、いいな?」

[メイン] デンジ : 「……わぁってるよ、冗談だ冗談」
降参とばかりに両手を上げる。

[メイン] 九条 櫻子 : フッ、と笑い。
ありがとう、と告げ。

[メイン] ロック : 「……デンジ君の懸念もわかるよ、このヤマ、思ったよりヤバそう……ってことだよね?」

[メイン] ロック : 信用できない依頼人に、喋れるはずがないのに喋る被害者。挙げ句に頼った先は探偵事務所。

[メイン] 九条 櫻子 : ちらりとロックの方を向き、その言葉に、目を天井の方へ向け。
口元に手を当てながら、考え込む。

[メイン] ロック : 怪談話の材料はもう揃ってる。

[メイン] デンジ : 「言ってんだろ〜、俺ぁ痛いのが嫌いなんだって」

[メイン] ロック : 「……わかった、櫻子さん、彼は俺達も心配してくれてるってことだと思う。だから、約束してくれ」

[メイン] ロック : 「無理はしない、ミイラ取りがミイラになっちゃおしまいだ」

[メイン] 九条 櫻子 : 視線をロックの方へ向け、ゆっくりと頷く。

[メイン] 九条 櫻子 : 「……そうだな、君達にミイラになってしまわれたら
 私は………」
まるで遠くを見つめるかのような瞳で、そう呟き。

[メイン] 九条 櫻子 : 「………まぁ、いい、わかった
 ……身の危険を感じたら、撤収しよう」

[メイン] ロック : 「……はは、まぁ、みんな仲間が大事ってことさ」

[メイン] 九条 櫻子 : リスクと、リターンを考えた時に、だ。
この事件、得られるリターンに対するリスクは非常に大きく見える。
ここで、この事件を引き受けるのは、愚者と言っても過言ではないだろう。

[メイン] 九条 櫻子 : まぁ、ならば私は─────"愚者"なのだがな。
とっくに、頭のネジは外れてしまっているのでね。

[メイン] 九条 櫻子 : 「フフ、分かったよ」

[メイン] デンジ : 「一番良いのは首突っ込まないことなんだよなぁ……」
頭を乱暴に掻いて、気合いを入れ直す。

[メイン] 九条 櫻子 : ……さて、ロックとデンジくん、二人の命を背負っての
厄漂う事件の解決だが─────。

[メイン] 九条 櫻子 : デンジくんの言うように、この一家の疑いは、晴れない。
こういった事態に巻き込まれるということか
つまりは、"そういった"ものに手を出した、ということに他ならない。

[メイン] 九条 櫻子 : 「さて、私は少しばかり悪いことをするよ」
そのまま、2階へと上がっていく。

[メイン] デンジ : 「おぉい、言ったそばから単独行動かよ」
ついていく

[メイン] ロック : 「まぁまぁ、まずは2階からってことさ、いこう」

[メイン] 九条 櫻子 : そうして、2階へと辿り着き
依頼主─────むぎの部屋へと続く扉の前に到着する。

[メイン] デンジ : 「なるほどな、一番危ない所を一番先に調べちゃうってのは賛成だ」

[メイン] 九条 櫻子 : ああ、そういうことだ。とデンジへニヤリと笑い。

[メイン] ロック : 「退路ないからね……」
とはいえ、まだむぎを疑いたくないロックは、どうにも微妙な顔だが。

[メイン] デンジ : 「じゃあまず俺から入るから、お前ら俺が良いって言うまで入ってくんなよ」

[メイン] ロック : 「……わかった、任せるよ。心理的にも、俺は年頃の女の子の部屋ってのは苦手だしね」

[メイン] ロック : 仕事上必要なこととは分かるが、どうにも割り切れない。

[メイン] 九条 櫻子 : 「フフ、中で暴れ過ぎないようにね」

[メイン] 九条 櫻子 : 腕を組み、微笑を向けながら。

[メイン] デンジ : 「なんもなきゃ暴れねえよ。警察のお世話はごめんだぜ?」

[メイン] 九条 櫻子 : そりゃそうだ。と返し。

[メイン] デンジ : 「そんじゃいってきま〜す」
ドアノブを捻り、人1人分の隙間を開け、身体を滑り込ませた。

[メイン] GM : むぎの部屋
探索可能箇所: ベッド、勉強机、クローゼットA・B、人をダメにするソファ、ローテーブル、本棚

[メイン] デンジ : 「……思ってたよりフツー」
警戒を解かず、クローゼットAを開ける。

[メイン] GM : クローゼットA→制服や洋服がかけられている。

[メイン] デンジ : 「…………白かぁ」
クローゼットBを開け放つ。

[メイン] GM : クローゼットB→引き出し型の2段ラックが入っている。
1段目オフシーズンの服が入っている。
2段目小学生時代に使用していたであろうものが入っている。
<目星>を振れますね

[メイン] デンジ : 技能:デビルハンターで見とくぜ

[メイン] デンジ : ccb<=90 デビルハンター (1D100<=90) > 88 > 成功

[メイン] GM : デンジが引き出しを閉めようとすると何かが引っかかることに気付く。
布製の絵の具セット入れが入っている。

[メイン] デンジ : 「んお、なんだこれ」

[メイン] デンジ : 引っ掛かりの原因を手に取り、眺める。

[メイン] GM : 絵の具セット入れを開けると、血まみれの服と包丁が出てくる。時間がたっているのかどす黒く変色し、乾燥して固まっている。中学生の女の子の部屋に似つかわしくない猟奇的なものをみてしまったことでSANc(0/1)
<医学>を振れますね

[メイン] デンジ : CCB<=70 SAN (1D100<=70) > 35 > 成功

[メイン] デンジ : 「ん〜〜……マズいんじゃねえの?」

[メイン] デンジ : 技能:デビルハンターで医学振ってみるか

[メイン] デンジ : CCB<=90 デビルハンター (1D100<=90) > 83 > 成功

[メイン] GM : 服は女性用のもので、これを着ていた人はみぞおちのあたりを刺されたようだとわかる。
また、包丁はかなり乱暴に使ったのか、切っ先はかけている。

[メイン] デンジ : 「ん、ん、ん〜……?」

[メイン] デンジ : 「最近の学生って進んでんだなぁ」
机を確認する

[メイン] GM : 勉強机→受験用の問題集や辞書が並んでいる。引き出しが二つついている。
ひきだし上には筆記用具、ひきだし下にはノートPC

[メイン] デンジ : 「PC……見とかなきゃダメだろうな」

[メイン] デンジ : PCの電源つけるぞ

[メイン] GM : ノートPC→パスワードがかかっている。
ヒント:「私は目と耳を閉じ、口をふさいだ人間になろうと考えた」と書かれている。
<アイデア>かリアルアイデアでも構いません

[メイン] デンジ : 「こういうのはあの2人の役目だろ」

[メイン] デンジ : ノーパソ持って退出

[メイン] ロック : 「……あ、デンジ君、おかえり」
櫻子はいなかった。どこかにふらふらと調べにいっているらしい。

[メイン] デンジ : 「うい〜」

[メイン] ロック : 「どうだった?」

[メイン] デンジ : 「真っ黒」

[メイン] ロック : 「……そう、か」
苦虫を噛み潰したような顔で、返事をする。

[メイン] ロック : 「わかった、俺も腹を括ろう。何があったか教えてくれ」

[メイン] デンジ : 「血塗れの包丁と服が隠されてて流石の俺もビビった」

[メイン] ロック : 「なっ!?」

[メイン] デンジ : 「人間ってわかんねえもんだな」

[メイン] ロック : そりゃあ確かに真っ黒だ。しかし、それなら、なおのことわからないことが増える。

[メイン] ロック : いや、しかし、推察は出来る。

[メイン] ロック : 「……尻尾巻いて逃げたくなってきたね」

[メイン] デンジ : 「ただよ、俺ぁ安心したんだぜ?あの依頼人ちゃんがおかしくはあっても普通の人間かもしんねえで」

[メイン] ロック : 「……え? ど、どういう意味だい?」

[メイン] デンジ : 「依頼内容なんだったっけ?」

[メイン] ロック : 「母さんをなんとかして、じゃないっけ?」

[メイン] ロック : 「原因を調べてくれって話だよね」

[メイン] デンジ : 「なんか気付かねえ?」

[メイン] ロック : 「!! ……死んだはずなのに……ってことか……!?」

[メイン] デンジ : 「そういうこった」

[メイン] ロック : 「……」
何もかも、それなら辻褄は合う。しかし。

[メイン] ロック : 「……ま、まだ早合点かもしれない、だろ……!」

[メイン] ロック : まだ、信じたくない。ロックの中の倫理観が、悲鳴を上げて暴れまわる。

[メイン] デンジ : 「まあ、これはあくまで俺の勝手な予想だから話半分で聞いとけよ?」

[メイン] ロック : 「……わかった」
額に浮かぶ嫌な汗をハンカチで拭いながら、話を聞く。

[メイン] デンジ : 「実は依頼人ちゃんのお母さんは脈も呼吸も自由自在に止めれるびっくり人間だったってのは?」

[メイン] ロック : 「……」

[メイン] ロック : それを聞いて、フッとロックは笑い。

[メイン] ロック : 「最高だ、そうだったら、昼のワイドショーでも流せる」

[メイン] デンジ : 「そういうことにしておかねぇ?俺ぁもう怖くて怖くて泣いちゃいそうだ」

[メイン] ロック : 「魅力的な提案だね」

[メイン] ロック : デンジはこういっているのだ。

[メイン] ロック : 何も見も聞きもしなかったことにして、黙って忘れようと。

[メイン] ロック : 確かに、悪くない。そもそも、こんなことには首を突っ込む方が悪い。何より、「最悪の結果」を想定するなら、この仕事は解決したところで次にされることはおそらく口封じだ。

[メイン] ロック : 生きてこの家から出られる保証はない。

[メイン] デンジ : 「もう警察に話して終わりでいいだろ。探偵らしく浮気調査でもしてようぜ」

[メイン] ロック : 「俺もそう言いたいところなんだけどさ」

[メイン] ロック : そう、笑いながら、デンジと肩を組んで。

[メイン] ロック : 「うちの大将がそれで許してくれると思うか?」

[メイン] ロック : 今は居ない櫻子の顔を脳裏に浮かべながら、溜息をついた。

[メイン] ロック : 「何より、デンジ君。俺の主義を知ってるかな?」

[メイン] デンジ : 「あ〜?なんだっけ?」

[メイン] ロック : フッと笑いながら、デンジの持っているパソコンをさっと手に取り。

[メイン] ロック : 「毒をくらわば皿までさ」

[メイン] ロック : そういって、パソコンを開いた。

[メイン] デンジ : 「パスワードかかってんぞ」

[メイン] ロック : 「そうみたいだね。でも、『私は目と耳を閉じ、口をふさいだ人間になろうと考えた』なんてメモ付きだ」

[メイン] ロック : さっき、そうしないかって話をしたばかりでこれか。

[メイン] ロック : 全く、カナダのホラーじゃあるまいに。

[メイン] ロック : 「勘弁してくれよ、そんな下着をチラつかせるみたいなこといわれちゃあさ」

[メイン] ロック : 「滾っちまうだろ」

[メイン] ロック : CCB<=70 雑学 (1D100<=70) > 66 > 成功

[メイン] GM : ロックはこれは1951年に刊行されたJ・D・サリンジャー作「キャッチャーインザライ」の有名な一節だと気づく。

[メイン] ロック : 「洒落たパスワードだね」

[メイン] ロック : パスは4桁か、それなら。

[メイン] ロック : 「1951、かな?」

[メイン] ロック : 打ち込む。

[メイン] GM : パスワードが解除されて、パソコン内の日記を読めますね

[メイン] ロック : 早速読もう。

[メイン] GM : ・日記の内容
「1年前 最近お母さんがずっと機嫌悪い…」
「5か月前 お父さんが帰ってきた!お土産に綺麗な絵をくれたんだけど、部屋に合わないから和室に飾ってもらった!嬉しい、お父さん大好き!」
「5か月前 せっかくお父さん帰ってきたのにずっと喧嘩してる、もうやだ。なんで喧嘩するの…」
「4か月前 お母さんにお父さんの事聞いたらそんなことより勉強しろって怒鳴られた。毎晩2時まで起きて勉強してるのに、がんばってるのに、なんで気付いてくれないの」
「3か月前 お母さんはいつも自分の事ばかり。私の事もアレの事もただの"良い奥さん良い母親"の道具にしたいだけなんだ…。お父さんに会いたい」
「2か月前 もういや!!!絶対にああなりたくない、私は絶対にあんな風になりたくない!!」
「1か月前 つらくなった時、あの絵を見るとなんだか落ちつく。お母さんはあの絵が嫌いみたい。お父さん、帰ってきてくれないのかな、お父さんに会いたい…」
「3週間前 お父さん来週帰ってくるって!嬉しい!」

[メイン] ロック : 嘆息して、パソコンを閉じて。

[メイン] ロック : 「……どうやら、デンジ君。悪いニュースしかなさそうだ」

[メイン] デンジ : 「なんか分かったか」

[メイン] ロック : 「家族仲がとんでもなく悪かったことがわかったよ。一階の和室にある絵がヤバそうだってこともね」

[メイン] ロック : 「いよいよ、君の案件になりそうだよ、これは」

[メイン] デンジ : 「しょうがねえな……」

[メイン] デンジ : 「そうなったらさっさと合流すっか」

[メイン] ロック : 「そうだね、流石にボスの意見が必要だ」

[メイン] ロック : 「そろそろ、戻るだろ」

[メイン] ロック :  

[メイン] ロック :  

[メイン] 九条 櫻子 :  

[メイン] 九条 櫻子 : 櫻子はというと─────。
何かを匂わせるこの家の事件の解決に踏み出るために、勝手に調査に踏み出ていた。

[メイン] 九条 櫻子 : あのむぎという少女は、勝手にこの家を散策してもいい、そう言っていたな?
言質はとっくに取ってあるのだ、何ら違法行為でもありはしないだろう?

[メイン] 九条 櫻子 : 2階で待機していた櫻子は、ロックと別れ、寝室へと入り
違和感の種を咲かせる、物的証拠を探っていた。

[メイン] GM : 寝室(両親の寝室)
ベッド、ロフト、ベランダ、衣裳部屋

[メイン] 九条 櫻子 : 探偵としての、悪い癖がここに来て発露する。
他人の生活品を細かく、見ていく。

[メイン] 九条 櫻子 : 「さて、あの母親の手掛かりになるものがあればいいが……
 ……しかし、ふむ、ベッドの大きさ的には、どうやら父親もいるようだな?」

[メイン] 九条 櫻子 : 「?」

[メイン] 九条 櫻子 : 違和感の種は、尽きない。

[メイン] 九条 櫻子 : 「妙だな、こういった依頼は、娘ではなく父親の責務であろう?
 この家に来て、父親らしき男の影は無し、未だ仕事中なのか
 それとも……既に他界しているのか?」

[メイン] 九条 櫻子 : 「こういったことは、潰しておかないと気が済まんな」

[メイン] 九条 櫻子 : そうしてベッドの方から調べ始める。

[メイン] GM : ベッド→大きめのダブルベッド。
<目星>を振れますね

[メイン] 九条 櫻子 : CCB<=95 判定【目星】 (1D100<=95) > 17 > スペシャル

[メイン] GM : 櫻子は「ここ最近使用された形跡がない」とわかる。

[メイン] 九条 櫻子 : 「………既に離婚しているのか、他界か」
そう呟きながら。

[メイン] 九条 櫻子 : ふと、ベランダの方へ視線を。

[メイン] GM : ベランダ→なにもない。
下を覗きますか?

[メイン] 九条 櫻子 : 無論、見る。

[メイン] GM : 下は庭になっており、1畳半ほどの花壇がみえる。
<アイデア>を振れますね

[メイン] 九条 櫻子 : CCB<=(17*5) 【アイデア】 (1D100<=85) > 74 > 成功

[メイン] GM : ふと気が付くと花壇のそばには青白い顔のスーツ姿の男性が立っており、あなたの顔をじっとみつめて花壇を指さしています。

[メイン] 九条 櫻子 : 「─────っ……!?」

[メイン] 九条 櫻子 : その男と目が合い、櫻子の鋭い瞳が大きく見開く。

[メイン] 九条 櫻子 : 「………なんだい、あなたは、この家の……家主さんかな?」

[メイン] GM : あなたが声をかけようとすると、彼は何も言わず立ち去ってしまいます。

[メイン] 九条 櫻子 : 予期せぬ場所に男がいたことに驚きつつも、静かにそう問うも。
……去られてしまった。

[メイン] 九条 櫻子 : 「……………」

[メイン] 九条 櫻子 : 花壇を、ちらりと見るも……もう夜だ、暗くなっている。
ここからでは、ほぼ何も見えない。

[メイン] 九条 櫻子 : 「……何を伝えたいのか定かじゃない、が……いいだろう
 そこに、"何か"があるのだろう?」

[メイン] 九条 櫻子 : 夜風に、櫻子の艶めいた黒髪が揺れながら。
櫻子は一旦、寝室へと戻り。

[メイン] 九条 櫻子 : 「さて、話は戻そう 父親の所在について、だな」

[メイン] 九条 櫻子 : 最後にちらりと、衣装部屋の扉を見つめ、そして開ける。

[メイン] GM : 衣裳部屋→4段式のタンスがひとつと備え付けのクローゼット

[メイン] 九条 櫻子 : まずはタンスを開ける。

[メイン] GM : タンス→上2段には男性用の普段着、下2段には女性の普段着が入っている。

[メイン] 九条 櫻子 : 閉める、クローゼットを開ける。

[メイン] GM : クローゼット→男性用のスーツが数着、女性用のドレスや入学式などに着ていくような衣装が沢山かけられている。いずれもクリーニング店のビニールに包まれてきちんとかけられている。男性用のスーツは一着だけビニールに包まれていない。
<目星>を振れますね

[メイン] 九条 櫻子 : CCB<=95 判定【目星】 (1D100<=95) > 67 > 成功

[メイン] GM : ビニールに包まれていないスーツのポケットから『景室旭』の名刺が出てくる。

[メイン] 九条 櫻子 : 「父親のだな、そして……なるほど、このスーツだけは剥き出し、か」

[メイン] 九条 櫻子 : 顎に手をやり、眉を顰めながら考え。

[メイン] 九条 櫻子 : ゆっくりと、目を閉じる。

[メイン] 九条 櫻子 : ─────そういえば、あの庭にいた、スーツの男。

[メイン] 九条 櫻子 : あの男が着ていたスーツと、そしてクローゼットに並ぶスーツ
同じだったかな?

[メイン] GM : 似た感じでしたね

[メイン] 九条 櫻子 : ─────スーツは、どれもこれも似たり寄ったりのばかりだが
それでも、違いはあるものだ。
細かな模様に、形状……襟元の形もそうだ。

[メイン] 九条 櫻子 : 「………さて、さてさて不思議だな」

[メイン] 九条 櫻子 : 「─────旭、お前は一体私に、何を伝えたかったのだ?」

[メイン] 九条 櫻子 : "死体"は、語らない。
それは、櫻子がいくつも見てきた現場でもそうであった。
されど、白骨死体の損傷具合から、重要な手掛かりを見つける場合もある。
今回もまた、それに等しいような状況と言える。

[メイン] 九条 櫻子 : フッ、伝えたい"真実"があるなら。
それは、明かしてやろうとも。
隠されたままは、気持ちが悪いから、な。

[メイン] 九条 櫻子 : フッ、と不敵な笑みを浮かべながら
櫻子は寝室を後にした。

[メイン] 九条 櫻子 :  

[メイン] 九条 櫻子 :  

[メイン] 九条 櫻子 :  

[メイン] 九条 櫻子 : ─────むぎという少女への疑念、そして新たな手掛かりに関して話し合う
ロック、そしてデンジのもとへ。

[メイン] 九条 櫻子 : 寝室の扉が、ガチャリと開き、そこから見慣れた黒い長髪の女が現れる。

[メイン] 九条 櫻子 : ちらりと二人の顔を見て、何かを察したのか。

[メイン] デンジ : 「そっちはなんかあったか?」

[メイン] 九条 櫻子 : 「……これはこれは、何か重大なものを掴めたといったような顔だね、二人とも」

[メイン] 九条 櫻子 : 「おっと、私か……まぁ、そうだな」

[メイン] ロック : 「まぁね、この案件が真っ黒ってことだけはわかったよ」

[メイン] 九条 櫻子 : 二人へ─────庭に立つ、スーツを着た男について話す。

[メイン] 九条 櫻子 : 「デンジくんの勘は鋭いものだね、いやはや、私も脱帽だよ
 それに─────ロックも、表情に変化が表れているのが見える」

[メイン] 九条 櫻子 : フッ、と笑みを浮かべながら。

[メイン] デンジ : 「で?こっからどうすんだ?」

[メイン] 九条 櫻子 : 「私は─────庭へ行ってみようと思う」

[メイン] 九条 櫻子 : オカルトを信じない、というわけではない。
デンジくんが、その存在についての証明をしているように。
ああ、この世に実在するのだろうな、きっと。

[メイン] 九条 櫻子 : ロックの言うように、これは怪談話だ。

[メイン] 九条 櫻子 : この、景室家の父親と思わしき男が庭に立ち、花壇を指差していたんだとさ。
フフフ、しかも、母親に関する相談は娘に任せたまま……ね。

[メイン] ロック : 「なら、俺達は和室にいこう。別れるのは得策じゃないかもしれないけど……」

[メイン] 九条 櫻子 : こくりと頷く。

[メイン] デンジ : 「了解、自分の身は自分で守れよ」

[メイン] 九条 櫻子 : 「フフ、まぁ、そうだな」

[メイン] 九条 櫻子 : 「何かあったら、きゃー、と女らしく叫べばいいのかな?」

[メイン] 九条 櫻子 : 悪戯っぽく、二人へ笑う。

[メイン] ロック : 「そりゃあ名案だ」

[メイン] ロック : 冗談めかして笑いながら。

[メイン] ロック : 「そうなったら、きっとカウボーイみたいにデンジ君が駆けつけてくれるさ」

[メイン] デンジ : 「えぇ〜?」

[メイン] 九条 櫻子 : 「はははっ!そりゃあ頼もしいな、ではその時は頼んだよ?デンジくん」

[メイン] 九条 櫻子 : 「そして─────自分の身は、自分で守れ
 そのセリフは、そっくりそのまま、君達にも返す」

[メイン] 九条 櫻子 : 「……私は、死体が好きだ、白骨死体が好きだ
 だが……生きた者が死にゆく瞬間は、大嫌いだ
 それが、大事な仲間とあれば、猶更だ」

[メイン] 九条 櫻子 : ……フフ、であれば最初から二人を巻き込まずに、自分一人で調査しろって話だと?
ああ、そりゃあ正論だな、私は何も反論できない。
………まぁ、私は、人付き合いが悪いとよく言われるし、何なら……死神体質というやつだ、よく奇妙な事件に巻き込まれる。

[メイン] 九条 櫻子 : だからこそ……だからこそ、だ。
私は、万能ではない。車が衝突してくれば、私は一瞬で死ぬ。

[メイン] 九条 櫻子 : ………傍に、誰かがいてほしいと思っても、別におかしな話じゃないだろ?
狡いって言うなら、何度でもそう言えばいい。
……ま、そもそもこんなこと、言葉に紡ぐつもりなど毛頭ないが、な。

[メイン] 九条 櫻子 : 「では─────健闘を祈るよ、探偵諸君」

[メイン] 九条 櫻子 : そうして櫻子は、階段を降り、そのまま玄関の扉を開け、外へと出て行くのであった。

[メイン] デンジ : 「自分の身は自分で守れってさ」

[メイン] ロック : 「らしいね。とはいえ、俺は君に頼るつもり満々だけどね」

[メイン] デンジ : 「飯奢れよ」

[メイン] ロック : 「生きて帰れたらね」

[メイン] デンジ : 「そんじゃあ守ってやんねえとな」

[メイン] ロック : 「契約成立だな」

[メイン] ロック : くすりと微笑んで、肩を竦め。

[メイン] ロック : 「さてと、それじゃあ虎の尾を踏みに行こうか」

[メイン] ロック :  

[メイン] ロック :  

[メイン] 九条 櫻子 :  

[メイン] 九条 櫻子 : 夜だというのに、やはり暑い。
夏は、空気がジメジメとしている。

[メイン] 九条 櫻子 : アスファルトで舗装された住宅街だからということもあるのだろう。
熱がよく籠っている。

[メイン] 九条 櫻子 : 櫻子の頬に汗がつぅ、と流れていく。
これは、暑さへの反射作用によるものか、それとも─────。

[メイン] 九条 櫻子 : 「……さぁ、顔を見せてもらおうか」

[メイン] 九条 櫻子 : 庭の前に立つ。

[メイン] 九条 櫻子 : そして、スーツの男が指した花壇へ視線を。

[メイン] GM :
花壇、庭木
外は暗く、リビングからの明かりがぼんやりと照らしている。
ライト類は特に問題なく使える。

[メイン] 九条 櫻子 : 花壇を目星しようか

[メイン] GM : どうぞ!

[メイン] 九条 櫻子 : CCB<=95 判定【目星】 (1D100<=95) > 56 > 成功

[メイン] GM : 1畳半くらいの長さ。オレンジ色の花が植わっている。
櫻子は土を掘って耕しただけの質素な庭だと気づく。

[メイン] GM : 花には<生物学>を振れますね

[メイン] 九条 櫻子 : CCB<=95 判定【生物学】 (1D100<=95) > 15 > スペシャル

[メイン] GM : 咲いている花はマリーゴールドだとわかる。
また、櫻子は花の状態から栄養過多で弱っていると気づく。

[メイン] 九条 櫻子 : 「悲しみ」
ぽつりと、そう呟く。

[メイン] 九条 櫻子 : 「………ほう、これは、花に水をやらないで弱っているのでも
 やりすぎて弱っている、というわけでもないな」

[メイン] 九条 櫻子 : 「─────"肥料"の与えすぎだ」

[メイン] 九条 櫻子 : 櫻子の鋭い目は、細まる。

[メイン] 九条 櫻子 : そして、辺りを見渡す。

[メイン] 九条 櫻子 : 何か─────掘り起こすのに必要な道具はないだろうか?

[メイン] GM : schoice ある ない (choice ある ない) > ある

[メイン] GM : スコップが近くに転がってますね

[メイン] 九条 櫻子 : 「ほう……こりゃあちょうどいい」

[メイン] 九条 櫻子 : 薄ら笑いを浮かべながら、それを手に取り。

[メイン] 九条 櫻子 : 「失礼、君達に恨みはないが……少々、手荒な真似をさせてもらうよ」

[メイン] 九条 櫻子 : ……にしても、重い。

[メイン] 九条 櫻子 : ……ロックか、デンジくん、一人呼んでくればよかったかな。

[メイン] 九条 櫻子 : 肉体労働は、本来なら彼らの仕事だろうに。
……まぁいい、最近は、ジェンダー平等という言葉が流行っているそうだ。

[メイン] 九条 櫻子 : 女性でも、力仕事はできるようになった方がいいのだろう。
……いやぁ、生物学上、厳しいとは思うが、まぁ、まぁ、いい……。

[メイン] 九条 櫻子 : ザクッ。ザクッ。ザクッ。

[メイン] 九条 櫻子 : 花壇を、掘り下げていく。

[メイン] GM : 花壇を掘ると腐乱死体が出てくる。横たえられ腐敗した人間の遺体にあなたはおどろきと恐怖、得も言われぬ嫌悪感を感じSANc(1/1d3)

[メイン] 九条 櫻子 : CCB<=80 【SANチェック】 (1D100<=80) > 54 > 成功

[メイン] system : [ 九条 櫻子 ] SAN : 80 → 79

[メイン] GM : 死体に<目星>を振れますね

[メイン] 九条 櫻子 : はは、ほらな、あった。
─────"肥料"が、そこに。

[メイン] 九条 櫻子 : さてさて、こんな状況だと言うのに、私はこんな言葉が頭に過ってしまったようだ。

[メイン] 九条 櫻子 :  

[メイン] 九条 櫻子 :  

[メイン] 九条 櫻子 : ─────"桜の樹の下には屍体が埋まっている"。

[メイン] 九条 櫻子 :  

[メイン] 九条 櫻子 :  

[メイン] 九条 櫻子 : 「ここからは、私の"仕事"だ」

[メイン] 九条 櫻子 : 込み上げる不快感よりも、櫻子は─────"好奇心"が、増していた。

[メイン] 九条 櫻子 : 何も語ることのない死体であっても、何かを伝えることは、できる。

[メイン] 九条 櫻子 : さぁ、教えてくれたまえ。

[メイン] 九条 櫻子 :  

[メイン] 九条 櫻子 : CCB<=95 判定【目星】 (1D100<=95) > 7 > スペシャル

[メイン] GM : 成人男性だとわかる。腹部を刺されたような跡が複数ある。左指に指輪はない。
また、胸ポケットに名刺があり、汚れているが「×室 旭」と書かれているのが読める。

[メイン] 九条 櫻子 : 「そうかい、ありがとう、旭」

[メイン] 九条 櫻子 : そうして、掘り起こした死体へしゃがみ込み。

[メイン] 九条 櫻子 : 両手を合わせ、合掌。
目を閉じ、冥福を祈る。

[メイン] 九条 櫻子 : 「……君が明かしたかった真実、責任持って私が預かろう」

[メイン] 九条 櫻子 : 夜風に、櫻子の艶めく黒髪が揺らめく。

[メイン] 九条 櫻子 : 額に浮かぶ汗は、暑さによるのもなのか
はたまた、先程の肉体労働によるものなのか
……それとも─────?

[メイン] 九条 櫻子 : 「……さて、あの二人は」

[メイン] 九条 櫻子 : 「何を見つけたかな」

[メイン] 九条 櫻子 :  

[メイン] 九条 櫻子 :   

[メイン] 九条 櫻子 :  

[メイン] ロック : 和室に行く前に、ロックはデンジに「少しだけ気になることがある」といって、洋室に向かった。

[メイン] ロック : 理由は簡単だ、さきほどからむぎの姿が見えない。故に。

[メイン] ロック : 「……もしも、和室で何かあるのを観察するなら、まぁ、まずここを疑わないとな」

[メイン] ロック : ピンホールカメラでも仕込まれていればどこでも同じことだが、その場合はもうどうしようもないので気にしない。だが、アナログな手は気をつければかわせる。

[メイン] ロック : 「さて、転ばぬ先の杖が無駄になってくれることを祈ろう」

[メイン] GM : 洋室(保奈美の部屋)
ちゃぶ台、小さな本棚、クローゼット

[メイン] ロック : まずはちゃぶ台からいくか、クローゼットもあけておく。

[メイン] GM : ちゃぶ台→家計簿が置いてある。一般的な家計簿で、細かいきっちりとした字で書き込まれているが、2週間前の日付以降何も書かれていない。
<目星>を振れますね

[メイン] GM : クローゼット→大きめの収納ケースと段ボール箱が置かれている。

[メイン] ロック : じゃあいくかぁ

[メイン] ロック : CCB<=70 洞察だオラァ! (1D100<=70) > 12 > スペシャル

[メイン] GM : 家計簿をさかのぼると、今年に入って何度か「調査費用」という出費が書かれている。
<経理>を振れますね

[メイン] ロック : CCB<=70 雑学ゴー! (1D100<=70) > 79 > 失敗

[メイン] GM : 大体こんなものではと思いますね

[メイン] ロック : 「……調査費用、何の調査だ?」

[メイン] ロック : 不審には思うが、今は重要ではない。続けて、本棚を見る。

[メイン] GM : ­本棚→­資格や料理のレシピ本がきっちりと並べられている。
<目星>を振れますね

[メイン] ロック : CCB<=70 洞察ゴー!! (1D100<=70) > 72 > 失敗

[メイン] ロック : 「……」

[メイン] ロック : 少し、額に手を当てて。

[メイン] ロック : 「いや」

[メイン] ロック : 「俺ならここに隠す」

[メイン] ロック : 更に、調べる。

[メイン] GM : ロックは一冊のノートを見つける。

[メイン] ロック : 迷いなく手にとる。

[メイン] ロック : 「『やっぱり』な」

[メイン] GM : ノートは一般的な大学ノートで、中を開くと約1年前から夫の不貞行為の詳細や夫と相手の女性への恨みなどが細かい字で詳細に書かれている。

[メイン] GM : 以下情報
一年前「私がこの家を支えるために、あの人を信じてあの子の事もご近所付き合いも頑張ってきたのに、あの人は私を裏切っていた。許せない。絶対に許さない」
5か月前「女とヤッたくせに何くわぬ顔で帰ってきて娘に話しかけるなんて反吐が出る。掛け軸だかなんだか知らないけどどうせあのビッチと行った店で買ったんだろう」
3か月前「あの人が買ってきた掛け軸を嬉しそうにむぎが眺めている。それを見るたびに腹の底から不快感が湧き上がってくる。燃やしてしまいたい。でもきっとそんなことをしたら母親として失格だ」
3か月前「娘が私に反抗的だ。あんな風になってほしくないのに、娘のくせに私の気持ちを理解しないの?私はむぎの事をおもっているのに、あの子も私の事を責める。あんたの大好きな父親はあんたより女と寝る事のほうが大好きだと言ってやろうか」
2か月前「あの絵、なんだか恐ろしい…あれはきっと私を呪う為にあの女がよこしたに違いない。こっそり捨てようとしたけれど、触ろうとすると嫌な悪寒がして何もできなかった。」
1か月前「相手の女から電話が来た。馬鹿な女。本当に馬鹿で愚かなクソ女。」
2週間前「明日夫が帰ってくる。全ての証拠を突き付けてやる。絶対に許さない」
どろどろとした憎悪、嫉妬、生々しい家族への敵意を感じ、SANc(0/1)

[メイン] ロック : CCB<=50 SANチェック (1D100<=50) > 10 > スペシャル

[メイン] ロック : 「運がなかったな、奥さん。でもな」

[メイン] ロック : 「そんな男を選んだアンタも悪いんだぜ」

[メイン] ロック : 「いやはや、男運がないな」

[メイン] ロック :  

[メイン] ロック : 「俺みたいなのにも食いつかれちまうんだから」

[メイン] ロック :  

[メイン] ロック :  

[メイン] 九条 櫻子 :  

[メイン] 九条 櫻子 : ─────そして櫻子は、1階へと戻り、ロックの顔を見る。

[メイン] 九条 櫻子 : 「………?」
瞬きを数回。その様子に対する違和感は、あるが……。
……今は、それよりも大事なことがある。

[メイン] 九条 櫻子 : 「……やぁロック、何か面白そうなものを見つけたようだね?
 まるで、宝箱から宝石を見つけた冒険者のような顔だ」

[メイン] 九条 櫻子 : それにしても……ん?デンジくんの姿が見当たらないようだね?と言い、辺りをキョロキョロと見渡す。

[メイン] ロック : 「まぁね、キューブリック作品にでも出てる気分だ」

[メイン] ロック : 大袈裟に、肩を竦める。

[メイン] ロック : 「櫻子さん、急ごう」

[メイン] ロック : 「デンジ君が消えた。こんな狭い家の中でだ」

[メイン] 九条 櫻子 : 静かに、こくりと頷き。

[メイン] 九条 櫻子 : 「…………なるほど」

[メイン] 九条 櫻子 : 今更狼狽するほど、私達は─────"甘ちゃん"じゃない。

[メイン] 九条 櫻子 : そうだろう?

[メイン] 九条 櫻子 : 一先ず、櫻子は庭で見つけた、家主の死体について
どこか嬉しそうに語り、共有しつつ。

[メイン] 九条 櫻子 : 「さぁ、真実まであと一歩、といったところかな?
 ……ロック、私は肉体労働を強いられたんだ」
自分から志願したがね、と思いつつ。

[メイン] 九条 櫻子 : ちらりと、和室への扉を見て。

[メイン] 九条 櫻子 : 「レディ・ファーストというわけにもいかないだろう?」

[メイン] ロック : 鼻で笑って。

[メイン] ロック : 「たいしたタマだな、まぁいいぜ。俺もエンジンがかかってきたところだ」

[メイン] ロック : とんとんと、頭を叩いて。

[メイン] ロック : 「ピースを集めにいこうか」

[メイン] 九条 櫻子 : ははは。と静かに笑い。

[メイン] 九条 櫻子 : 「いい顔だ」

[メイン] 九条 櫻子 : ニヤリと笑い、頷く。

[メイン] 九条 櫻子 : そうして二人は─────和室へと、向かう。

[メイン] GM : 和室
仏壇、床の間、押し入れ

[メイン] ロック : 「櫻子さん」

[メイン] ロック : 床の間を指差す。

[メイン] 九条 櫻子 : ロックの方を横目で見て、頷く。

[メイン] ロック : 「もう普通の考えはしなくていい。それなら」

[メイン] ロック : 「最短距離だ」

[メイン] 九条 櫻子 : 「はは」

[メイン] 九条 櫻子 : 「─────相手は、"犯罪者"だからね」

[メイン] 九条 櫻子 : しかし、良い身分になったものだな?ロック
私は事務長だぞ?……フフフ。

[メイン] ロック : 「見に行こうか、噂の掛け軸をね」

[メイン] 九条 櫻子 : だが─────心は、躍る。
こうして、共に真実へ向かう仲間がいるというのは……悪くないものだ。

[メイン] 九条 櫻子 : ああ。と返事をし

[メイン] 九条 櫻子 : CCB<=95 判定【目星】 (1D100<=95) > 61 > 成功

[メイン] GM : 一枚の掛け軸がかけられている。山水画のようで、木々に囲まれた湖が描かれている。

[メイン] GM : 櫻子は突然掛け軸から目が離せなくなる。
水墨で描かれているはずの木々がざわざわと風になびき、湖面がゆらりとゆらめくと、何かが湖から姿を現す。

[メイン] GM : <幸運>を振れますね

[メイン] 九条 櫻子 : CCB<=(16*5) 【幸運】 (1D100<=80) > 5 > 決定的成功/スペシャル

[メイン] GM : 和紙に書かれた湖面から出てくるものの姿をはっきりと見てしまう。楕円形の体に無数のとげが生えたそれは、3つの眼で貴方を見つめる。
それは近づいてはこないようだ。

[メイン] 九条 櫻子 : 「………っ……は、はは」

[メイン] 九条 櫻子 : 冷や汗が、たらりと、垂れる。

[メイン] 九条 櫻子 : 「いやぁ、なるほど、ロック」

[メイン] 九条 櫻子 : 「"呪い"だ」

[メイン] ロック : 「デビルハンターが姿を消すはずだ」

[メイン] 九条 櫻子 : 頷く。

[メイン] ロック : 掛け軸をにらみ。

[メイン] ロック : 声をかける。

[メイン] ロック : 「なぁ、アンタ。話はできるか?」

[メイン] GM : ロックが掛け軸に目をやると、ただの木々に囲まれた湖の描かれた山水画のように見える。
近づいて手にとっても嫌な雰囲気はしない。

[メイン] ロック : 「悪いな、こっちも普通の探偵じゃないんだ」

[メイン] ロック : CCB<=60 悪党 (1D100<=60) > 22 > 成功

[メイン] ロック : 「『知りたい』だけだ、お互いお仕着せはやめようぜ」

[メイン] GM : ロックは突然掛け軸から目が離せなくなる。
水墨で描かれているはずの木々がざわざわと風になびき、湖面がゆらりとゆらめくと、何かが湖から姿を現す。
<幸運>を振れますね

[メイン] ロック : CCB<=50 (1D100<=50) > 12 > 成功

[メイン] 九条 櫻子 : せっかく姿を現してくれたのだから、な─────。
─────聞き込み調査、させてくれたまえ、怪物さん。

[メイン] GM : 不明瞭な影を目に捉えたロックは、体中の力を振り絞り掛け軸から目をそらすことに成功する。しかし、この世のものとは思えない不可解な現象に遭遇したことにSANc(1/1d4)

[メイン] 九条 櫻子 : "幸運"な男と、女は、その絵と対峙し続ける。

[メイン] ロック : ――『目をそらす』?

[メイン] ロック : とんでもない。

[メイン] ロック : 凝視する。

[メイン] 九条 櫻子 : はははは。
─────素晴らしい。

[メイン] 九条 櫻子 : 君を知らない者は、甘ちゃんと呼ぶこともあるだろうが。
─────私は、そうは思わないな。
フフ、だからこそ……君を、事務所に招いたのだ。

[メイン] ロック : CCB<=50 SANチェック (1D100<=50) > 72 > 失敗

[メイン] ロック : これをひきたかった

[メイン] ロック : 1d4 (1D4) > 1

[メイン] system : [ ロック ] SAN : 50 → 49

[メイン] GM : ロックは直感する。
その掛け軸は''グラーキの住む湖''を描いたものであると

[メイン] ロック : 聞いたこともなければ、知るはずもない。それでも。

[メイン] ロック : 直感する。まるで深淵から何か閃きが湧き上がるように。いや。

[メイン] ロック : 深淵から、授けられるかのように。

[メイン] ロック : ――おいおい、そんなに怒るなよ。

[メイン] ロック : 覗きの趣味が悪いことは俺もわかってるさ。

[メイン] ロック : ――でも、先に誘ったのはアンタだろ?

[メイン] ロック : 「まぁ、でも」

[メイン] ロック : 肩を竦めてから、踵を返し。

[メイン] ロック : 「嫌なもんは嫌だよな」

[メイン] ロック : そのまま、和室を出ていこうとする。

[メイン] ロック : 「櫻子さん、帰ろう」

[メイン] 九条 櫻子 : 「─────ああ、わかったよ」

[メイン] 九条 櫻子 : "探偵さん"、それが君の答えなんだね。

[メイン] 九条 櫻子 : フッ、と笑い、共に和室を後にする。

[メイン] ロック : スマートホンをいじって、デンジにメールを打つ。

[メイン] ロック : 「『探偵の仕事』は終わった。後は任せた、デビルハンター」

[メイン] ロック : それだけ打って、家の外に出る。

[メイン] ロック : 「悪いけど櫻子さん、俺は先に出るよ。ちょっとやりたいことがあってね」

[メイン] 九条 櫻子 : 「……ああ、いいだろう」

[メイン] 九条 櫻子 : 「気をつけて、な」

[メイン] ロック : くすりと笑う。

[メイン] ロック : 「別に大したことじゃないよ」

[メイン] 九条 櫻子 : ほう……と目を細め。

[メイン] ロック : 「実はずっと我慢してたことがあってさ」

[メイン] 九条 櫻子 : ああ。と頷き、その話の続きを聞く。

[メイン] ロック : 「折角仕事が片付いたんでね」

[メイン] ロック : そういって、懐から煙草を取り出して。

[メイン] ロック : 「少し一服したいだけさ」

[メイン] ロック :  

[メイン] ロック :  

[メイン] ロック :  

[メイン] 九条 櫻子 : ん?じゃあ私はどうするって?

[メイン] 九条 櫻子 : はは、愚問なんじゃあないかい?

[メイン] 九条 櫻子 : 私は、"探偵"だ。
依頼人から仕事を受け、そしてその答えを渡す義務がある。

[メイン] 九条 櫻子 : 「というわけで、少女むぎ」

[メイン] 九条 櫻子 : リビングにあるテーブルに座り、むぎと向かい合う。

[メイン] 景室むぎ : 「は、はい!」
ここに櫻子しかいないことを不思議に思いつつ

[メイン] 九条 櫻子 : 「フフ、そう畏まることはないさ、リラックスしてくれたまえ」

[メイン] 九条 櫻子 : 客人だというのに、尊大な態度で、ニコリと笑い
むぎへ手をひらひらと。

[メイン] 景室むぎ : ちょっと困った顔をしながらも、椅子に座って櫻子の言葉を待つ。

[メイン] 九条 櫻子 : 「さて、まずは君の依頼をおさらいでもしようか」

[メイン] 景室むぎ : 「!」

[メイン] 九条 櫻子 : 「内容は、君の母親の状態の調査だ」

[メイン] 九条 櫻子 : 合っているね?と小首を傾げ。

[メイン] 景室むぎ : ゴクリとつばを飲み込み、櫻子の方を見つめる

[メイン] 景室むぎ : コクリと頷く

[メイン] 九条 櫻子 : 「ま─────なんだ、結論から言ってしまおう」

[メイン] 九条 櫻子 : テーブルへ両肘を乗せ、むぎをじっと見つめる。

[メイン] 九条 櫻子 : 手の甲へ顎を乗せ、フフ、と不敵な微笑を繕い。

[メイン] 九条 櫻子 : 「死んでいるよ」

[メイン] 九条 櫻子 : ハッキリと、そう告げる。

[メイン] 九条 櫻子 : 残酷な真実を、告げる。

[メイン] 景室むぎ : 「お母さんが…死んでる?」

[メイン] 九条 櫻子 : カチ、カチ、カチ、カチ。と時計の針が動く音が、静かなリビングに鳴り響く。

[メイン] 景室むぎ : ばっと背後の母親の方を振り返る

[メイン] 景室保奈美 : ニコニコと変わらない表情で見つめている

[メイン] 九条 櫻子 : 「なぁ、むぎ」

[メイン] 九条 櫻子 : 「死んでいるんだよ」

[メイン] 九条 櫻子 :
     ・・
「─────安心したまえ」

[メイン] 九条 櫻子 : 「君は不安がる必要は無い、何も、ね」

[メイン] 景室むぎ : 「…で、でも、そこに立って笑ってるじゃないですか!?」

[メイン] 九条 櫻子 : フフ、と笑い。そうだね、と告げながら。

[メイン] 景室むぎ : 「………」

[メイン] 九条 櫻子 : 落ち着くように、手の平を見せ。

[メイン] 九条 櫻子 : 「そうだ、だがしかしそれは……本物じゃないよ」

[メイン] 九条 櫻子 : 「良かったね」

[メイン] 九条 櫻子 : 不自然な言葉を紡ぐ。

[メイン] 九条 櫻子 : ニコニコと、むぎへ笑う。

[メイン] 景室むぎ : 「本者じゃ…ない?」

[メイン] 九条 櫻子 : 「─────君がしでかしたことは、だーれも告げ口しない」

[メイン] 九条 櫻子 : テーブルを指で、トトトン、とリズミカルに叩きながら。

[メイン] 景室むぎ : 「私が…しでかしたこと?」

[メイン] 九条 櫻子 : ああ。と頷き。

[メイン] 九条 櫻子 : 「……なんだい?もしや、君の方が精神疾患があるのかな?」

[メイン] 九条 櫻子 : じっと、櫻子の鋭い瞳が、むぎを捉えて離さない。

[メイン] 九条 櫻子 : 「ああ、そうかもね、人は都合の良いように、現実を脳内で変化させ
 記憶させる生き物らしい
 正常性バイアス、とも言うのかな?」

[メイン] 九条 櫻子 : いや、これは違うな。
─────あるがままの現実を、無かったことにしている。

[メイン] 九条 櫻子 : 「むぎ、君は─────」

[メイン] 九条 櫻子 :  

[メイン] 九条 櫻子 :  

[メイン] 九条 櫻子 :  

[メイン] 九条 櫻子 : 「─────殺したんだろう?母親を」

[メイン] 九条 櫻子 :  

[メイン] 九条 櫻子 :  

[メイン] 九条 櫻子 :  

[メイン] 九条 櫻子 : 静かな口調で、そう告げる。

[メイン] 景室むぎ : 「…え?」

[メイン] 九条 櫻子 : 「君の大好きな父親を殺した母親を、自分の手で殺めた」

[メイン] 景室むぎ : 信じられないといった顔で櫻子の方を見る

[メイン] 景室むぎ : 「……!」

[メイン] 九条 櫻子 : 「君の部屋にね、あったんだよ、血塗られた包丁が」

[メイン] 九条 櫻子 : 「隠すなら、もっと上手に隠さないといけないんじゃあないかい?」

[メイン] 九条 櫻子 : 小首を傾げ、フフフ、と小さく笑う。

[メイン] 景室むぎ : 櫻子が真実を伝えると、むぎは顔を真っ青にし、震えながら呟く。

[メイン] 景室むぎ : 「思い出した…わたし、わたし、お母さんを…おとうさんが、お母さんに、だから私…」

[メイン] 九条 櫻子 : 少女の、告白を、ただ静かに聞き届ける。
目を閉じ─────。

[メイン] 九条 櫻子 : 「……だから、ビックリしたんだろう?」

[メイン] 九条 櫻子 : ちらりと、母親の方を見て。

[メイン] 九条 櫻子 : 「何故いるの?と」

[メイン] 景室むぎ : 「違うんです。私が、あの掛け軸に願ったから…」

[メイン] 九条 櫻子 : ほう……と、むぎの方を向き。

[メイン] 景室むぎ : 「お母さんを蘇らせてって…」

[メイン] 九条 櫻子 : 「なるほどね、だけどあれは─────」

[メイン] 九条 櫻子 : 「─────紛い物も、紛い物さ」

[メイン] 九条 櫻子 : じっと、むぎを見つめる。

[メイン] 九条 櫻子 : 「誤魔化してどうにかなるほど、世の中はそう都合良くない」

[メイン] 九条 櫻子 : 「……まぁ、君の気持はよく分かるさ
 父親殺しの母親に対する報復、それが動機だからね
 ただ安心したまえ、情状酌量の余地はある、何より君は未成年だし……ね」

[メイン] 景室むぎ : 「うう…あうう…」
ポロポロと涙がこぼれる

[メイン] 九条 櫻子 : 罪悪感に苛まれるむぎに、優しい微笑を向ける。

[メイン] 九条 櫻子 : 「ありがとう、むぎ」

[メイン] 九条 櫻子 : 「よく頑張って、自白してくれたね」

[メイン] 九条 櫻子 : 「これは君の、勇気ある一歩だ、間違いない
 確かに君は過ちを犯した、ただそれでも─────
 ─────君の全てが否定されるべきものでもない」

[メイン] 九条 櫻子 : 私は、そう思うよ、と付け加え。

[メイン] 九条 櫻子 : むぎへ、真っ白なハンカチを差し出す。

[メイン] 九条 櫻子 : 「もし立ち直れないというのなら、君が立ち直れるまで
 我々、九条探偵事務所はフォローをしよう
 ……ま、私が言わずとも、ロックやデンジくんなら、自らやるだろうけど、ね」

[メイン] 九条 櫻子 : フフ、と笑い。

[メイン] 九条 櫻子 : 「さて、むぎ」

[メイン] 九条 櫻子 : 「─────君は、偽の母とお別れをしなくちゃあならない
 これは、決断の刻だ」

[メイン] 景室むぎ : ハンカチを受け取り涙を拭いながら話を聞く

[メイン] 九条 櫻子 : 「君の、あの母親はこの世にあってはならない存在だ
 ゆえに─────消さなければならない」

[メイン] 九条 櫻子 : 「覚悟は、いいかな?」

[メイン] 景室むぎ : コクリと頷き

[メイン] 景室むぎ : 「''わたしたちを助けて…''」

[メイン] 景室むぎ : 「私は、そう探偵さんにお願いしました。だから…」

[メイン] 景室むぎ : まっすぐに櫻子を見つめて

[メイン] 九条 櫻子 : その言葉に、ニコりと笑い、頷く。

[メイン] 九条 櫻子 : そして手を差し伸べ、むぎの頭を優しく撫でる。

[メイン] 九条 櫻子 : 「ああ、もちろん、助けるよ」

[メイン] 九条 櫻子 : 「─────ところで君は、マリーゴールドの花言葉を知っているかな?」

[メイン] 景室むぎ : ふるふると首を横に振る

[メイン] 景室むぎ : 「お母さんが花壇に植えてたけど、花言葉は教えてもらっていません」

[メイン] 九条 櫻子 : フフ、と笑い、そして口を開く。

[メイン] 九条 櫻子 :  

[メイン] 九条 櫻子 :  

[メイン] 九条 櫻子 : 「─────『変らぬ愛』」

[メイン] 九条 櫻子 :  

[メイン] 九条 櫻子 :  

[メイン] 九条 櫻子 : そう告げ、片腕をそっと上げる。

[メイン]   : すると、和室から─────"チェーンソー"の音が鳴り響く。

[メイン] 景室むぎ : 「変わらぬ…愛」
櫻子の言葉を反芻するように

[メイン] 九条 櫻子 : 「ああ」

[メイン] 九条 櫻子 : 「それは、君の母親の感情でもあるだろう
 そして─────マリーゴールドの花の下に、君の父親はいた」

[メイン] 九条 櫻子 : 「─────君の父親もまた、君のことを想っていた、ということだよ」

[メイン] 九条 櫻子 : 最期の、最期まで、ね。と付け加える。

[メイン] 景室むぎ : その言葉を聞き、またポロポロと涙をこぼす

[メイン] 九条 櫻子 : ゆっくりと席から立ち上がり、もう一度、むぎの頭を優しく撫で。

[メイン] 九条 櫻子 : ─────悪魔の断罪を受けた、むぎの母親だったものを一瞥。

[メイン] 景室保奈美 : 「むぎ……」

[メイン] 景室むぎ : 「…!」

[メイン] 景室むぎ : 「おかあさん…っ!!」

[メイン] 九条 櫻子 : 「─────"最後"だよ」

[メイン] 九条 櫻子 : 「お別れの言葉、告げるといいさ」

[メイン] 景室むぎ : 「ごめん、ごめんなさい、お母さんごめんね…私、わたし、ごめんなさい」

[メイン] 景室むぎ : そう叫んだむぎは母にかけより、強くその体を抱きしめ、保奈美は戸惑いながらも娘の体を抱きしめ返す。

[メイン] 景室むぎ : 「こんなことになるなんて思わなかった…本当にごめんなさい…」

[メイン] 景室保奈美 : 「むぎ…私の方こそ、ごめんなさいね…」

[メイン] GM : 櫻子がふと窓の外をみると、夜が明け、窓から朝日が差し込みはじめている。

[メイン] 九条 櫻子 : 「─────夜明け、か」

[メイン] GM : あたたかな日の光が抱きあう二人を包み込むと、二人の体はまるで解けるように消えていく。

[メイン] GM : 姿がすべて消える前に、あなたの耳には確かに「ありがとう」というむぎの声が聞こえた。

[メイン] 九条 櫻子 : 「………ん」

[メイン] 九条 櫻子 : 窓を見つめていた櫻子が、むぎ達の方へ視線を向けると

[メイン] 九条 櫻子 : 「………何……!?」

[メイン] 九条 櫻子 : 目を、大きく見開く。

[メイン] 九条 櫻子 : 「……父親に、母親は、死んでいた、そこまでは、推理できた……
 ……だが、ま、まさか……君も、なのか……!?」

[メイン] 九条 櫻子 : 櫻子の問いには、もう誰も答えない。

[メイン] 九条 櫻子 : リビングに、ただ一人残される。

[メイン] 九条 櫻子 : 「………………」
ぽかん、とした表情になりながらも
拳を握り固め。

[メイン] 九条 櫻子 : 「………そう、か……いや、だが……
 ……家族揃って逝けたのならば、それはきっと、素敵なことなのだろう」

[メイン] 九条 櫻子 : 眉を顰めながら、自分へ語り掛けるように呟き。

[メイン] 九条 櫻子 : 「………"死体"の無い、殺人事件」

[メイン] 九条 櫻子 : 「死体は、何も喋らない
 だが─────語るものは、ある」

[メイン] 九条 櫻子 : 「しかし、その死体がもう無ければ……
 ……この事件は、明るみに出ることも、もう無い」

[メイン] 九条 櫻子 : 「…………ああ、わかったよ」

[メイン] 九条 櫻子 : 「これは、私達の……責務として、受け止めるよ」

[メイン] 九条 櫻子 : 「君達が生きた証、そして君達が選択したもの
 それら全てを、覚えよう、記憶に刻もう」

[メイン] 九条 櫻子 : 「………全く」

[メイン] 九条 櫻子 :

[メイン] 九条 櫻子 :

[メイン] 九条 櫻子 : 「─────"骨"の折れる仕事だったよ」

[メイン] 九条 櫻子 :

[メイン] 九条 櫻子 :

[メイン] 九条 櫻子 :

[メイン] 九条 櫻子 :

[メイン] GM : あなたは玄関を出て家を後にする。
振り返ると、センスのいい一軒家が朝日を浴びて建っている。

[メイン] GM : 幸せな家族が今にも扉を開けて出てきそうなほど素敵な一軒家が。
さわやかな朝の空気とあたたかな陽の光があなたとその家を包んでいる。

[メイン] GM : それを見たあなたはふとこう思うだろう。

[メイン] GM : そこはもう''閉じた家''ではない、と。

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : シャンクトゥルフ
「閉じた家」

[メイン] GM : ベストエンド「美しき稲の穂波の」

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 宴ですわ~!!!

[メイン] 九条 櫻子 : 宴だね

[雑談] system : [ 九条 櫻子 ] SAN : 79 → 90